2002年08月22日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 再生可能エネルギー 環境技術
環境に優しく、高効率の次世代エネルギー源として、自動車用・家庭用の燃料電池の開発・実用化が進められているが、カシオ計算機は、まだ実用化には至っていない携帯機器向けの小型燃料電池の研究開発に成功した。
今回研究開発に成功したものは、超小型高性能の改質型燃料電池で、燃料であるメタノール等のアルコールから改質器により水素を生成し、水素から発電セルを通して電気エネルギーを取り出す。
超小型高性能であることにより、ノートPC・デジタルカメラ・PDA・ポケットテレビ等の電池長寿命化を可能にし幅広い分野に応用できる。ノートPC等の電源の場合、現在使われているリチウムイオン2次電池方式と比較すると、半分の重量で約4倍の電池寿命が実現可能となる。
カシオ計算機では、この燃料電池に関する特許を100件以上国内出願し、海外出願も20件を出願申請中。今後は燃料電池のさらなる性能向上、機器への応用、実用性に対する研究開発を進め、2004年には実用化を目指す。
登録日時: 2002/08/22 06:50:28 AM
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