2017年05月09日
Keywords: 地球温暖化 エコ・ソーシャルビジネス 教育
南陽高等学校「Nanyo Company部」は2015年12月11日、環境省が主催するカーボン・オフセット大賞の特別賞を受賞した。地元の食品メーカーと協力した地域貢献としての商品開発を通じて、カーボン・オフセットをオリジナル商品内に積極的に取り入れていることが評価された。
カーボン・オフセットとは、温室効果ガス排出量に相応するクレジットを購入することで、その資金が排出量削減に使われて埋め合わせ(オフセット)できるという仕組みのこと。「Nanyo Company部」は、商品の製造から販売までに発生する温室効果ガス排出量に相応するクレジットを購入している。その際に更に地域に貢献できるよう、地元の水源林の整備によって創出されたクレジットを選択している。
多くの商品は、カーボン・オフセットだけでなくフェアトレードを採用している。商品の販売を通じて、海外の児童労働や貧困問題の解決に向けた意識の啓発を目指すものだ。フェアトレードもカーボン・オフセットも、地域貢献のための商品開発に携わっていく中で、自然と始まったものだった。
日本での認知度はまだまだ高くないカーボン・オフセットやフェアトレード。それらを広めていくことは、彼らにとってやりがいであるという。