2014年08月18日
イメージ画像:(C)2014 私の森.jp 写真部
カーボン・オフセット推進ネットワークは2014年2月14日、「第3回カーボン・オフセット大賞」の受賞団体を発表、環境大臣賞は「お客さまと被災地をつなぐ、日本の森林を守る"被災地産オフセット・クレジット(J-VER)"の活用」に取り組んだ日本興亜損害保険が受賞した。同社はJFS法人会員でもある。
同社では、2012年4月から被災地産J-VERによるカーボン・オフセットを実施。顧客が自動車保険の契約時に保険証券や約款のペーパーレスを選択した場合や車両保険の事故修理時にリサイクル部品を利用した場合など、その実績に応じたファンドを原資として、カーボン・オフセットを実施。被災地の低炭素型復興プロジェクトなどの支援を通じたカーボン・オフセットを実施することで、被災地の早期復興と環境に優しい地域づくりに貢献していることが評価された。
支援先には、「被災の程度」、「プロジェクトの推進による雇用の創出効果、地域経済の活性化」などの観点から、森林整備によりCO2吸収量の拡大を図るものや、震災がれきを再資源化して活用するものなど、8つの広域プロジェクトを採択。これらのプロジェクトにおける合計オフセット量は、J-VER単独として日本最大規模の10,000トンに上る。