企業・CSR

2016年01月09日

 

花王・富士通、「Dow Jones Sustainability World Index」に選定

Keywords:  企業活動 

 

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イメージ画像: Photo by geralt

化粧品や洗剤など幅広い一般消費者向け製品事業を展開している大手企業の花王、および通信・情報処理システム等の大手メーカーの富士通は2015年9月、世界的な社会的責任投資(SRI)指標である「Dow Jones Sustainability World Index(DJSI World)」の構成銘柄に選定された。

さらに、花王は「Household & Personal Products(ハウスホールド・パーソナル製品)」産業グループにおいて、富士通は「Software & Services(ソフトウェア・サービス製品)」グループにおいてそれぞれ最高点を獲得し、「Industry Group Leader」にも選定された。

「DJSI World」は米国S&Pダウ・ジョーンズ社とスイスのロベコSAM社による株式指標で、企業の経済、環境、社会面での持続可能性評価をもとに選ばれるもの。年1回、世界の上場企業約2,500社を対象に、59の産業分野において、上位約10%の企業が「DJSI World」に選定されるもので、2015年度は317社、日本企業からは20社が採用された。さらに、59の産業分野ごとに1社が「Industry Leader」に、その産業分野を24に束ねた産業グループごとに「Industry Group Leader」が選ばれる。

花王は、付加価値の高い新製品を生み出すイノベーション戦略やサプライヤーマネジメントなどの「経済」に関する取り組み、「4R」*1) の視点での容器包装技術開発のみならずLCA*2) での環境負荷低減活動をはじめとする「環境」に関する取り組み、さらに、有能な人材の確保や企業市民活動などの「社会」に関する取り組みにおいて、高い評価を得た。

富士通は、ブランドマネジメントやリスクマネジメントなどの「経済」に関する取り組み、環境マネジメントシステムの実践や継続的な環境負荷低減活動をはじめとする「環境」に関する取り組み、さらに企業市民活動や人材開発などの「社会」に関する取り組みが評価された。

*1) 4R・・リデュース(削減)、リニューアブル(再生可能)、リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)
*2) LCA・・ライフサイクルアセスメント。原材料調達から生産、物流、販売、使用、廃棄など製品が関わるライフサイクル全般に渡って、環境に対する影響を評価する手法。

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