人と社会のダイバーシティ

2014年01月02日

 

仕事と育児を応援する「ママカレッジ」開講

Keywords:  ワークライフバランス  ダイバーシティ 

 

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日本財団は2013年11月、仕事と家事・育児の両立や自分の生き方に悩む女性向けに「ママカレッジ」を愛知と東京で相次いで開講した。「ママが学び、ママに学び、ママを学ぶ」学校として、ママと社会をつなげるプラットフォームの役割を担う。

東京で開かれている連続講座のテーマは「産後からはじめる『はたらき方のデザイン』~新しいキャリアを創っていこう」。受講者はこれまでのキャリアの棚卸しに始まり、多様なロールモデルとの出会い、妊娠・出産で変化した身体と心のケア、自分のペースで働く場づくりなどを学んでいる。

厚生労働省によれば、女性の育児休業取得率は83.6%(2012年度)に達している一方、第1子出産後も仕事を続ける女性は4割にも満たない。男性の育休取得率はわずか1.89%(同年)にとどまるなど、制度が有効に活用されておらず、出産を経た女性の就労環境は厳しいままだ。

ママカレッジは、「産み、育て、活躍しやすい社会」をめざして2012年10月に開始された日本財団の「ママの笑顔を増やすプロジェクト」の一環。同プロジェクトでは、今後のさまざまなアクションに向け、「ママ基金」を設置し、企業・団体からの支援を募っている。

小島和子


 

 

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