エネルギー・地球温暖化

2013年12月14日

 

2013年夏の異常気象の要因は? 気象庁が分析

Keywords:  地球温暖化  政府 

 

Abnormal_Weather_in_Summer_2013イメージ画像: Photo by alexxis. Some Rights Reserved.

気象庁は2013年9月2日、大学や研究機関の専門家を委員とする異常気象分析検討会を開き、2013年夏が異常気象であったとして極端な天候についての要因を分析し、見解をまとめた。

同年夏の平均気温は、西日本で平年に比べて1.2度高く、過去最高の記録となった。 高知県四万十市では8月12日の最高気温が41.0度と国内の記録を更新、東京でも8月11日の最低気温が30.4度と東京での記録を更新。日最高気温の記録を更新した地点は、全国で143に及んだ(タイ記録を含む)。太平洋高気圧とチベット高気圧の強まりが要因とみられる。

また、東北地方の7月の降水量は観測史上最多の平年比182%、北陸地方の夏の降水量は平年の151%にのぼり、秋田、岩手、島根、山口の一部では1時間に80ミリ以上の豪雨に見舞われた。この局地的な大雨は、西に強く張り出した太平洋高気圧の周辺に暖かく湿った空気が流れ込んだためとしている。一方、高気圧に覆われやすかった奄美地方の7月の降水量が平年の11%、東海地方の夏の降水量は64%に留まるなど、記録的な少雨となった。

同検討会は、異常気象の発生要因に関する見解を迅速に発表することを目的として2007年6月12日、気象庁によって設置された。

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