2007年03月26日
北海道佐呂間町で2006年11月に竜巻が発生し、死者9人を出す惨事となった。現地では住宅の屋根がはぎ取られたり、自動車が吹き飛ばされるなどの被害があった。この地域での竜巻による被害は、過去35年間報告されていない。
気象庁によると、この日は北海道上空を寒冷前線が通過して、大気の状態が不安定だった。このためスーパーセルという巨大な積乱雲が発生し、これが竜巻を作り出したとみられる。
2006年9月には宮崎県でも竜巻が発生し、3人が亡くなった。日本では1971年以降、毎年2から25個の竜巻が発生している。専門家の中には、温暖化が竜巻の強大化といった異常気象に影響を与える可能性もある、と指摘する人もいる。
http://www.jma.go.jp/jma/press/index18.html
http://www.jma.go.jp/jma/press/0611/17a/mri20061117.pdf
登録日時: 2007/03/26 09:54:39 AM
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