お金の流れ

2013年06月29日

 

市民の出資で太陽光発電所を設置 静岡でマイクロ市民ファンド始まる

Keywords:  お金の流れ  NGO・市民  再生可能エネルギー  市民社会・地域 

 

JFS/Citizen-Funded Solar Power Facilities to be Installed in Shizuoka
Copyright しずおか未来エネルギー株式会社

静岡県のNPO法人アースライフネットワークと総合商社の鈴与商事の共同出資により設立されたしずおか未来エネルギーは2013年2月25日、静岡市内に太陽光発電設備を設置する資金を調達するため、「しずおか未来エネルギー太陽の力ファンド」の募集を開始すると発表した。

本ファンドは、ファンド運営会社のミュージックセキュリティーズによるウェブサイト上での小口出資募集サービス「セキュリテ」を通じて募集したもの。申込単位は1口あたり50,000円で、同年4月25日に募集金額の2千万円に到達した。運用期間は5年間。 調達された資金は、日本平動物園、清水日本平運動公園、静岡市番町市民活動センター・特別支援教育センターの3カ所への合計約150キロワットの太陽光発電設備設置に充当される。設置した施設で発電された電力を電力会社へ売電し、その収益から利回り及び元本を出資者へ償還する。一人ひとりが大きなお金を出さなくても参画できる仕組みを提供することで、地域に住む「みんな」で創る、地域のための再生可能エネルギーの普及を目指す。 今後は静岡市以外の自治体とも協力し、この取組みを静岡県内全体に広めていくという。また、小水力発電やバイオマス発電の導入事業も検討されている。

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