化学物質

2013年06月26日

 

九州大学など 燃料電池向け貴金属フリー触媒を開発

Keywords:  化学物質  大学・研究機関  環境技術 

 

JFS/Japanese Research Group Develops Hydrogen Fuel Cell Needing No Precious Metals
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九州大学、総合科学研究機構(CROSS)、茨城大学の研究グループは2013年2月6日、常温常圧で水素から電子を取り出す、新しいニッケル-鉄触媒を開発したと発表した。安価な鉄を使用しており、高価な白金を使用しない燃料電池の開発が期待できる。

従来、燃料電池の触媒には白金(5000円/g)やルテニウム(240円/g)など高価な貴金属を使用していたが、今回、自然界に存在する水素活性化酵素「ニッケル-鉄ヒドロナーゼ」をモデルとして、安価な鉄(0.06円/g)を使用した人工触媒を開発した。 研究成果により安価な燃料電池の開発が可能となり、水素エネルギー利用技術の発展が期待できるとしている。 関連のJFS記事: ダイハツ、CO2も出さず貴金属も使わない燃料電池の基礎技術を開発

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