2013年03月22日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業)
アパレルメーカーのオンワード樫山は、大地に還るエコロジーウエア「バイオテックジャケット」を開発、メンズブランド「J.プレス」の定番であるブレザーとして商品化し、2012年9月20日より全国の百貨店で秋冬商品を販売した。
同製品は外見や耐久性は普通のブレザーと変わらず、高いファッション性を備えているが、糸やボタンなどのすべての原材料・副材料に生分解性素材を使用。不要の際土に埋めると、地中に存在するバクテリアの酵素が製品のすべてを水と二酸化炭素に分解し、ほぼ一年後には土に還る。
また、繊維製品に含まれる人間の健康を害する物質と定義されている重金属類、発ガン性物質、アレルギー誘発物質が使用されていないということをエコテックス国際共同体の試験機関により証明された「エコテックス規格100」を認定取得した素材を使用。土中に有害物質を残さない。
売上の一部は、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんの提唱によりはじまったMOTTAINAIキャンペーンを通じて、植林活動のグリーンベルト運動に寄付される。
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