幸せ・レジリエンス

2013年01月11日

 

京都府、災害時等に協力企業が電気自動車と給電装置を無償貸与

Keywords:  防災・減災  企業(製造業)  地方自治体 

 

京都府と三菱自動車工業、京都三菱自動車販売、給電装置メーカーのニチコン及びGSユアサ(以下協力企業)は2012年9月21日、京都府内で自然災害や大規模停電等が発生した場合、京都府が応急対応や災害復興のため、協力企業に対して電気自動車及び給電装置の提供協力を要請できる協定を締結した。

要請を受けた協力企業は、所有する電気自動車及び給電装置を引渡場所まで搬送し、府又は市町村に無償貸与する。災害時等に電気自動車を移動可能な非常用電源として活用する協力協定は、全国で初めて。

災害等発生時に「移動手段」としてだけではなく、機動力ある非常用電源としての活用が期待される。また、災害状況に応じ、電気自動車の避難所等への分散配置や現地災害本部等へ集中配置等の効率的な運用も可能であり、初期対応への貢献が期待される。

提供車両は三菱自動車工業製の電気自動車「アイ・ミーブ」「ミニキャブ・ミーブ」25台。駆動用バッテリーに備えられた電力の一部を、交流100Vで最大1,500Wまで取り出せるニチコン製給電装置「ミーブパワーボックス」も同時に提供。「アイ・ミーブ」では満充電状態から一般家庭の約一日分の電力消費量相当の電力を供給できる。

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