神戸市、阪神・淡路大震災の記録写真を公開

Photo by 神戸市 Some Rights Reserved.

神戸市は2014年12月９日、1995年１月17日に発生した阪神・淡路大震災の記録写真を公開した。震災発生から20年の節目を迎えるにあたり、震災の経験や教訓から多くのことを継承できるようにと『阪神・淡路大震災「1.17の記録」』というサイトを立ち上げ、震災からの復興を記録した写真を、誰もが利用可能なオープンデータとして提供。

このサイトでは、約1,000枚もの記録写真が公開されている。区ごとのエリア、住宅・道路・公共施設や避難所、仮設住宅など、カテゴリを選択しての閲覧も可能。市内13カ所における発災直後からの復興過程を記録した定点観測写真もあり、変遷を目で確認することで復興への理解が深まる。サイト内の画像を二次利用することが許可されているため、様々な場面での活用が期待される。

日本は地震大国と呼ばれており、多くの地震が発生する。被害の大きな大震災では、多くの人達の生命を奪った悲しい記憶が残る。この記憶を、ただ単に悲しいという思いだけで終わらせてはならない。過去から多くを学び、継承することで、これからの対策や活動に繋げることが大切だ。