富士宮市、大規模な太陽光・風力発電設備の設置を抑止する地域を定める

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静岡県富士宮市は2012年９月５日、大規模な太陽光発電設備や風力発電設備を抑止する地域を定めたと発表した。同市は富士山世界文化遺産登録において６か所の構成資産候補地を有している。再生可能エネルギーの推進を図りつつも、世界文化遺産としてふさわしい富士山の景観や眺望を後の世に伝えていく責務を果たしたいとしている。

対象となる設備は、土地に自立して設置する太陽電池モジュールの面積の合計が1000平方メートルを超える太陽光発電設備（建築物の屋根・屋上に設置するものを除く）と高さ10メートルを超える風力発電設備。同市発表の地図を見ると、対象設備の設置を行わないよう協力を求める抑止地域は、南中部を除く北部、南西部、南東部で、同市面積の３分の２以上を占めるようだ。

抑止地域以外でも大規模な太陽光・風力発電設備を設置する場合には、景観上の配慮をするほか、設置する土地の地目や設備の規模などに応じて手続きが必要になる。