エコ・ソーシャルビジネス

2012年10月14日

 

日本コカ・コーラ、日中の冷却用電力ゼロを実現した自動販売機を開発

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業) 

 

日本コカ・コーラは2012年6月27日、大手電気機器メーカー富士電機の子会社である富士電機リテイルシステムズとの共同開発による超省エネ自動販売機開発プロジェクトで、ピークシフト型自動販売機「A011号機」の開発に成功した。冷却のための電力使用を、一般的に電力使用が「ピーク」となる日中から、比較的電力に余裕がある夜に「シフト」し、冷却のための電力を最長16時間使用しないですむ。

従来の自動販売機では、消費電力抑制のため、販売状況に応じて収容製品の一部のみを冷却しており、冷却を長時間停止すると庫内の温度が少しずつ上昇する。しかし、今回開発した販売機は、夜間に収容製品の全量を冷却し、保冷機能を高めることで、長時間冷却を停止しても製品の温度が上昇しにくい。真空断熱材をより多く採用することで断熱性能を高め、扉の気密性を高める改良を行った。

市場への本格導入に向け、猛暑で有名な埼玉県熊谷市、および岐阜県多治見市周辺において7月2日から約2ヶ月間、フィールドテストを実施する。

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