2012年08月30日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業)
大手化粧品メーカーの資生堂は2012年5月23日、主力スキンケアブランドで初めてサトウキビ由来のポリエチレン容器を採用した詰替用商品を発売すると発表した。同社が商品の環境対応として重点的に取り組んでいる植物由来容器の採用、レフィル化、バガス紙の採用の3点を実現した初のブランドとなる。
サトウキビ由来ポリエチレンは、石油由来ポリエチレンと比較すると、ライフサイクル全体における二酸化炭素排出量が約7割強少ないとされている。また、主にサトウキビから砂糖を精製した残液部から作られるため、食料との競合が発生しにくい。
同社では、2011年に国内の化粧品・日用品で初めてサトウキビ由来ポリエチレン容器を導入。2020年度までに、国内化粧品事業で使用するポリエチレンの70%以上を石油由来から植物由来に切り替えるとしている。
登録日時:2012/08/30 06:00:15 AM