2012年06月05日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(非製造業) 再生可能エネルギー
清水建設は2012年2月21日、わが国初のゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)となる"森の中のオフィス"の建設に着手することを発表した。建設地は山梨県北杜市で、地域特性を活かして、カーボンゼロ、自然エネルギーによる電力自給にチャレンジする。
"森の中のオフィス"は、地上2階、延床面積8千m2超の木造オフィス。発注者の生長の家は、宗教法人として初めてISO14001を取得、"炭素ゼロ"運動を進めており、ZEB・木造建築・施工時の環境負荷低減などの観点から同社案を採用した。
まず、自然通風や太陽熱集熱システム等により冷暖房負荷を、窓の配置やLED照明等により照明負荷を低減する省エネ技術を採用することで、同規模のオフィスに比べ45%の省エネを図る。その上で、太陽光発電、バイオマス発電やペレットボイラー等の創エネ技術による電力を大容量蓄電池と組み合わせ、マイクログリッド制御することで電力自給体制を構築し、100%賄う。
なお、建物は地元産の森林管理協議会(FSC)認証木材を活用し、FSCのプロジェクト認証取得を目指す。
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登録日時:2012/06/05 06:00:15 AM