3R・廃棄物

2012年01月19日

 

ソニー 液晶テレビ画面フレームに新開発の難燃性再生プラスチックを採用

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業)  地球温暖化 

 

JFS/Sony Uses Heat Resistant Recycled Plastic in LCD TV Screen Rims
Copyright ソニー株式会社


ソニーは2011年2月8日、液晶テレビ3機種の画面フレーム体裁部品に、再生材使用比率を世界最高の99%以上と飛躍的に高めた難燃性再生プラスチックを採用したことを発表した。これにより、プラスチック製造工程のCO2排出量が従来品に比べ約8割削減される見込み。

今回採用した再生プラスチックは、リサイクル品である再生ポリカーボネイト樹脂に、同社が独自開発した硫黄系難燃剤をブレンドしたもの。難燃ポリカーボネイト樹脂では、世界最高レベルの耐熱性・耐久性を実現した。

同社の硫黄系難燃剤は、1%未満の極微量の添加で高い難燃性をプラスチックに与えることができる。これは従来のリン系難燃剤の10分の1未満で、プラスチックの特性を損なわないため、鮮明な色やつやが求められるテレビ前面側の体裁部品に使用できることとなった。耐久性や耐熱性もバージンプラスチックと同等以上の性能を有しており、さまざまな製品に使える可能性が広がった。

同社は、持続可能な社会の実現を目指し、2050年までに自らの事業活動および製品のライフサイクルを通して「環境負荷ゼロ」を達成することを長期的ビジョンとして掲げ、積極推進している。

ソニーなどメーカー共同出資会社、家電リサイクル累計500万台を達成(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024866.html

登録日時:2012/01/19 06:00:15 AM

English  

 

参照元

液晶テレビ<ブラビア>画面フレーム部品に新開発の再生プラスチック“SoRPlas(ソープラス)” を使用
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201102/11-0208/
ソニーの「ECO」 "SoRPlas"で広がる再生プラスチックの可能性
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/csr/eco/product/resource/report27_1.html


 

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