エコ・ソーシャルビジネス

2011年11月11日

 

三菱自動車など、電気自動車からの電源供給装置商品化を発表

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  交通・モビリティ  企業(製造業) 

 

三菱自動車は2011年7月6日、i-MiEV(アイ・ミーブ)の改良モデルの発表にあたって、電気自動車からの電源供給技術について明らかにした。まずは、家電製品への100ワットまでの電源供給が可能な「ACパワーサプライEZ」をi-MiEVのディーラーオプションとして設定し、2011年度中に1,500ワットまで給電可能な装置を商品化することを目指している。

i-MiEVは、環境汚染、地球温暖化、石油エネルギーの枯渇など、自動車が直面する課題に対応する車として、2009年7月に世界に先駆けて販売を開始した電気自動車。日本国内では、2010年4月に開始した個人向け販売を含めて累計で約4千台を販売しており、さらに輸出やPSAプジョー・シトロエン社向けを含めると合計で1万台以上を出荷した。

一方で、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)の大容量バッテリーの蓄電能力が、太陽光発電・風力発電等の再生可能エネルギー導入の推進、スマートグリッド実現、大規模災害等の非常時の電源供給などに果たす役割が注目されている。三菱自動車は、この期待に合わせて、電気自動車からの電源供給関連技術の研究・開発を進め、今回の発表に至った。

三菱自動車の発表に続く2011年7月19日、トヨタ自動車は、現在はエスティマにのみオプション設定されている外部電源供給システムを、ハイブリッド車の全車種に順次導入していくことを発表した。さらに2011年8月2日、日産自動車が電気自動車日産リーフの駆動用バッテリーから一般家庭へ電力供給するシステムを公開した。

三菱自動車、災害支援車両に電気自動車などを無償貸与(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/031005.html
シャープ 電気自動車の駆動用バッテリーを住宅用蓄電池として利用(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030996.html
トヨタ、ハイブリッド車に災害時に役立つ外部電源供給システムを導入(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/031358.html

登録日時:2011/11/11 06:00:15 AM

English  

 

参照元

三菱自動車、新世代電気自動車『i-MiEV』を大幅に改良
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/products/2011/news/detail4481.html
アイ・ミーブは移動する動力源
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/i-miev/special/ac_power_supply/
トヨタ自動車、東北の復興支援へ新たな取り組み―社会貢献活動の拡充、モノづくり活動の強化・支援、「災害時に役立つクルマ」の導入―
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/11/07/nt11_0705.html
日産自動車、「日産リーフ」の駆動用バッテリーから一般住宅へ電力供給するシステムを公開
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2011/_STORY/110802-01-j.html


 

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