政策・制度・技術

2011年10月25日

 

東京都と埼玉県 首都圏キャップ&トレード制度の連携内容を決定

Keywords:  政策・制度  地方自治体  地球温暖化 

 

東京都とその隣県の1つである埼玉県は2011年5月、「キャップ&トレード制度の首都圏への波及に向けた東京都と埼玉県の連携に関する協定」に関する連携内容を決定した。この協定は2010年9月に結ばれたもので、これにより両都県の間で温室効果ガス排出量取引におけるクレジット(排出枠)の相互利用が可能となる。

今回の決定で、温室効果ガスの排出量取引において、大規模事業所が削減目標を超えて削減した超過削減量と、削減義務がない中小規模事業所が省エネ対策により削減した中小クレジットの2種類について、都県の垣根を越えて取引ができることとなった。さらに基準排出量やクレジットの量を確定するためには第三者機関である検証機関による検証が必要であるが、その検証機関に属して実際に検証事務に従事する検証主任者について、都県合同で講習会を開催するほか、都県両方に登録する場合の手続きを簡素化した。

東京都と埼玉県がキャップ&トレード制度において連携することは、両都県の制度の実効性を高めるとともに、首都圏への波及に大きな効果が期待できる。また、低炭素型の新しいビジネスの創出促進も期待されている。中小クレジットについては2012年から開始される予定。

国をリードする東京都の温暖化への取り組み ~ キャップ&トレード制度始まる
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/030081.html

登録日時:2011/10/25 06:00:15 AM

English  

 

参照元

首都圏キャップ&トレード制度にむけた東京都と埼玉県の連携内容が決まりました。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/large_scale/attachement/
cap_and_trade_saitama_pref_news110428.pdf

「首都圏キャップ&トレード・イニシアティブ」開始
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/09/20k9h100.htm


 

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