2011年07月17日
廃棄物資源循環学会は2011年3月18日、学会内に「災害廃棄物対策・復興タスクチーム」を発足させた。学会長の酒井伸一・京都大学教授をチーム代表に、大学、研究所、企業の研究者等100人以上が参加している。
東日本大震災では、地震による建物被害からの震災廃棄物に加え、津波による災害廃棄物が発生し、災害対応の初動時から大きな課題となっており、適切で迅速な災害廃棄物処理が、地域の復旧・復興において必須とされている。また、将来発生が危惧されている地震でも津波による被災が懸念されている。
これらを受け、今回の大震災での災害廃棄物に関し、支援を行いながら記録や詳細な調査研究を行い、学術的・体系的な知見として取りまとめることを目的に同チームを発足。当面の活動は、災害廃棄物に関連する情報プラットフォームや被災地域とのネットワークの構築、災害廃棄物の発生・収集・処理状況の記録、今後の調査研究課題の明確化等。
情報プラットフォームとして開設されたウェブサイトには、被災現場での視察・情報収集メモ、東日本大震災に特化した災害廃棄物分別・処理戦略マニュアル、「堆積汚泥」の化学性状調査の結果等が公開されている。
登録日時:2011/07/17 06:00:15 AM
災害廃棄物対策・復興タスクチーム ウェブサイト
http://eprc.kyoto-u.ac.jp/saigai/
廃棄物資源循環学会「災害廃棄物対策・復興タスクチーム」発足について
http://eprc.kyoto-u.ac.jp/saigai/about/about.html