エネルギー・地球温暖化

2011年05月15日

 

消費者向けCO2 排出量取引 世界初の実証実験

Keywords:  地球温暖化  企業(製造業)  企業(非製造業)  大学・研究機関 

 

JFS/World's First Experiment Conducted to Study Personal CO2 Emission Trading
Copyright 国立情報学研究所


サプライチェーン環境貢献技術検討協議会は2011年2月9日から22日まで、消費者向けのCO2排出量取引に関する世界初の実証実験を行った。同実験は、イトーヨーカドー北砂店(東京都江東区)で排出権を表すシールを貼ったカートカン飲料を販売、購入者は自分自身のCO2排出のオフセットだけでなく、江東区や砂町小学校、2つのNPO法人のCO2排出のオフセットにも協力できるというもの。

同協議会の各メンバーの役割として、国立情報学研究所は、実験のベースになる方法を提案し、実験全般を統括する。凸版印刷は、排出権取引システムの開発や実験の事務局運営を担当する。日本ユニシスは、排出権の口座開設および口座管理の実現モデルを構築する。セブン&アイ・ホールディングスは、イトーヨーカドー店舗を提供する。三菱UFJリースは、排出権を提供し、カーボンオフセットに関連する一連の手続を行う。

排出権シールは、300、500、700グラムCO2の3種類が用意され、QRコードを携帯電話等で読み出すと、排出権の情報がわかる(顔の見える排出権)。この実験は総務省・地球温暖化対策ICTイノベーション推進事業の予算により、林野庁後援で実施された。

登録日時:2011/05/15 06:00:15 AM

English  

 

参照元

消費者向けCO2 排出量取引に関する世界初の実証実験を開始
http://www.nii.ac.jp/userimg/20110208_scm_press.pdf
http://www.nii.ac.jp/userimg/scm101124_press.pdf


 

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