3R・廃棄物

2011年02月17日

 

餃子の王将、店舗の食品残渣(ざんさ)の肥料で食材の野菜を栽培

Keywords:  3R・廃棄物  企業(非製造業)  食糧 

 

王将フードサービスが全国展開する中華料理レストランチェーン「餃子の王将」では、店舗から出る食品残渣を肥料化し、その肥料を使って栽培した野菜を食材として使用するリサイクルループを構築した。

一部店舗に業務用生ごみ処理機を設置し、調理くずや卵のカラ、食べ残しなど食品残渣の一次処理を行い、リサイクル業者に送る。一次処理物はリサイクル業者で肥料化した後、協力農場に運ばれ、野菜の栽培に使われ、収穫された野菜は、一部店舗で食材として使用されている。

同チェーンでは113店舗に生ゴミ処理機を設置しており、直営店舗のリサイクル率は約48%に及ぶ。2010年10月末現在、協力農場より1ヶ月あたりキャベツ約5トン、サイシン約100キログラムを購入、調理して提供している。この取り組みが評価され、環境省より2009年度「食品リサイクル推進環境大臣賞」の優秀賞を受賞した。

また、食材の一括加工を行うセントラルキッチンから発生する加工品の残渣は協力工場で優良な飼料に加工されており、リサイクル率は約95%に達する。その他にも、使用済み割りばしの再資源化、フライ油の廃油化の抑制、通い容器の再利用など環境対策に積極的に取り組んでいる。

登録日時:2011/02/17 06:00:15 AM

English  

 

参照元

餃子の王将 地球温暖化防止対策と食品リサイクルへの当社の取り組みに関するお知らせ
http://www.ohsho.co.jp/company/pdf/2009-03-02.pdf
王将フードサービスは、食品リサイクル法に基づく「再生利用事業計画」の認定を取得
http://www.ohsho.co.jp/company/pdf/2009-11-25-02.pdf
餃子の王将 食品残渣のリサイクル
http://www.ohsho.co.jp/company/recycle.html


 

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