交通・モビリティ

2011年01月14日

 

国際興業バス、屋根の白色化で車内温度を下げ冷房効率を改善

Keywords:  交通・モビリティ  企業(非製造業)  省エネ 

 

国際興業バスを運行する国際興業は2010年9月6日、2010年度に導入するバス車両から屋根の色を従来の黄緑色から白色に変更したことを発表した。夏季の直射日光を反射させて車内温度の上昇を抑制し、冷房効率を改善することで、CO2排出量を削減する。

同年8月に行った実証実験で、周辺気温40度の環境下で車内温度を測定した結果、従来の車両は49度まで上昇したのに対し、白色屋根の車両は47度に留まり、2度の抑制効果が認められた。

また、冷房を作動させて外気温マイナス5度(35度)になるまでの時間を測定したところ、従来の車両は30分かかったが、白色屋根の車両は18分となり、12分短縮された。この結果は、バスが営業を開始するまでのアイドリング時間の削減につながるものと考えられ、これを同社の全車両895台に適用した場合、夏季3ヶ月間で、約40トンのCO2 排出量が削減できる試算となる。

同社では、今後順次屋根の白色化を実施していく予定。2005年に環境保全活動を推進する運輸事業者として「グリーン経営認証」を取得した同社は、今後も省燃費車両の導入、省燃費運転等、環境保全の取り組みを推進していく考え。

沖縄 車の屋根緑化で冷房いらずの"走る庭"(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029673.html


登録日時:2011/01/14 06:00:15

English  

 

参照元

バス車両の屋根を白色化して二酸化炭素の排出量を抑制
http://www.kokusaikogyo.co.jp/nr/
20100906_kankyo.pdf

http://www.kokusaikogyo.co.jp/


 

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