3R・廃棄物

2010年10月14日

 

東京ガスと日立アプライアンス 未利用エネルギーを活用する大型空調機開発

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業)  企業(非製造業)  省エネ 

 

JFS/Japanese Companies Develop Large Air-Conditioning Unit that Uses Untapped Thermal Energy
Copyright 東京ガス株式会社


東京ガスと日立アプライアンスは2010年2月8日、低温未利用エネルギーを冷房・暖房に有効利用し、また製品の動力源(駆動熱源)として従来の蒸気に加え、コージェネレーョンシステムの廃熱や太陽熱を一部活用する大型空調機「蒸気焚き高効率二重効用吸収ヒートポンプジェネリンク」を共同開発したことを発表した。冷房に加え暖房運転も行える二重効用吸収ヒートポンプジェネリンクの商品化は日本初。(2010年2月8日現在)

低温未利用エネルギーとは、河川水・下水等の温度差エネルギー(夏は大気よりも冷たく、冬は大気よりも暖かい水)や、工場等の排熱といった、今まで利用されていなかったエネルギーの総称。温暖化防止への取り組みが急務となる中、空調設備機器においてもCO2の発生を抑制する方策が求められ、東京都が2009年4月に施行した「環境確保条例」では特定開発事業者に対して、未利用エネルギー等の有効利用の検討を義務付けている。

同製品は、冬は熱源水として暖房用に、夏は冷却水として冷房用に低温未利用エネルギーを活用。従来システムでは、コージェネレーションシステム廃熱を冷房のみに使用していたが、同製品では暖房にも効率良く使用することができる。さらに、コージェネレーションシステム廃熱以外にも太陽熱を利用できる。

このように低温未利用エネルギーとコージェネレーションシステム廃熱を有効活用することにより、従来システムと比べボイラーの蒸気消費量を61%削減、年間で42%の省エネ・CO2削減が可能となる。

「蒸気焚き高効率二重効用吸収ヒートポンプジェネリンク」の共同開発について
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20100208-01.html
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/
2010/02/0208.html

登録日時:2010/10/14 06:00:15 AM

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