エネルギー・地球温暖化

2009年10月12日

 

環境省 コベネフィット型温暖化対策評価のマニュアルを策定

Keywords:  地球温暖化  政府  政策・制度 

 

環境省は2009年6月12日、温室効果ガス削減と途上国の環境汚染対策を同時に達成するコベネフィット型の温暖化対策・CDM(クリーン開発メカニズム)における、ベネフィット定量評価のためのマニュアルを公表した。ベネフィットを簡便に定量化できるようにすることで、事業者による、積極的かつ効果的なコベネフィット型温暖化対策・CDMの実施を促すことが目的。

CDMは、先進国に課された排出削減目標の達成とともに、途上国の持続可能な開発を支援することを目的としている。一方で現状は、フロンガスの破壊事業など温室効果ガス削減以外のベネフィットが少ないプロジェクトからのクレジットが多くなっており、現在改めてコベネフィットアプローチの重要性が指摘され始めている。

当マニュアルでは、環境汚染対策に資するコベネフィット型温暖化対策・CDMに焦点を当て、水質改善、大気質改善、廃棄物管理の3つの分野について具体的な評価指標、計算方法やその事例などを示している。本マニュアルは第1.0版であり、今後の検討により内容を充実させていく予定。

コベネフィット定量評価マニュアル(第1.0版)について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11242

登録日時:2009/10/12 06:00:15 AM

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