3R・廃棄物

2007年11月04日

 

北九州市、食品廃棄物エタノール化実証プラント完成

Keywords:  3R・廃棄物  再生可能エネルギー  地方自治体 

 

2007年6月11日、北九州市にエコタウン事業の一環として「食品廃棄物エタノール化実証プラント」が完成し、一部の病院、小学校、商店街、一般家庭から生ごみの回収を開始した。同プラントは、新日鉄エンジニアリングがNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託を受け設置し、同年2月より試運転を行なっていたもので、生ごみ10t/日を利用し、約400L/日のエタノールを製造する見込み。

直接回収拠点まで「バーコードシール」を貼って生ごみを持参する協力者にインセンティブとしてポイントを付与するほか、回収拠点ではリサイクルに適した生ごみ提供のために、啓発・情報の提供も行う。

生ごみを効率よくエタノールにするためには分別が必要で、エタノールにしやすいものは、「お酒の原料になるもの」。お米や小麦などを原料とするパン、うどんなどが理想的だが、他のものが混ざっていても構わない。入れてはいけないものは食品以外のものと、貝のから、骨類、魚の内臓など。

食品廃棄物から製造したエタノールの成分評価及びE3ガソリンの品質確認試験をした上で、同年秋頃からE3ガソリンとして、市公用車及び新日本製鉄の関連車両などに試験的に供給する予定。



http://www.city.kitakyushu.jp/file/03010200/happyou/070606etano-ru.pdf


http://www.city.kitakyushu.jp/file/03010200/happyou/070606etano-ru.pdf
食品廃棄物からエタノール製造へ (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1428-j


登録日時: 2007/11/04 11:37:23 PM

英語記事はこちら


 


 

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