エコ・ソーシャルビジネス

2007年08月24日

 

滋賀銀行、CO2削減量に応じてニゴロブナを放流

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(非製造業)  地方自治体  生態系・生物多様性 

 

滋賀銀行は、琵琶湖の環境保護を目的とする新サービス、「カーボンニュートラルローン 未来よし」の取り扱いを2007年4月19日から開始した。顧客が同行の環境関連融資商品を活用して太陽光発電システムを設置した場合、太陽光発電による二酸化炭素の削減量に応じて同行が資金を拠出し、琵琶湖の固有種であるニゴロブナを放流するというもの。

新サービスは、同行が実施している、事業者向けの「エコ・クリーン資金」、個人向けの「エコ&耐震住宅ローン」などの環境関連融資商品の利用者が対象。これらの商品を活用して、太陽光発電システムを導入する際の融資を、「カーボンニュートラルローン」と名づけ、商品ごとの優遇金利幅(0.2%から1.2%)に加えてさらに0.1%の金利優遇も実施する。

同行では、太陽光発電による二酸化炭素の削減量に見合う金額を、「EU排出権取引価格」を参考に試算する。この金額を「ニゴロブナ・ホンモロコ増殖事業」を展開する財団法人・滋賀県水産振興協会(草津市)へ、ニゴロブナ放流費用として拠出する。2007年度の放流事業への拠出額は、120万円の見込み。

ニゴロブナは琵琶湖の固有種で、滋賀県の特産であるふなずしの材料として重要な漁業対象種の一つ。1985年頃から急激に減少し、琵琶湖のニゴロブナを利用したふなずしの入手が困難な状態になっている。



http://www.shigagin.com/news/topix/109




登録日時: 2007/08/24 10:56:14 AM

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