3R・廃棄物

2007年06月10日

 

希少な白金族金属のリサイクル技術 三社で共同開発

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業) 

 

三菱マテリアル、三菱商事、フルヤ金属の三社は2007年3月8日、廃触媒などのスクラップから白金族金属を回収する技術について共同開発契約を締結したと発表した。三菱マテリアルの銅製錬技術と、フルヤ金属の白金族金属加工技術をベースとした白金族金属回収技術を確立し、三菱商事の貴金属ディーリング機能を組み合わせた、競争力あるリサイクル事業の早期展開を目指すもの。

白金族金属には、プラチナ、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウムなどの金属があり、優れた耐熱性・耐食性、高い触媒特性と特異な磁気特性などを有することから、化学工業や自動車排ガスの触媒、ガラス製造用炉、電子部品、磁気記録の材料として幅広い分野で使用され需要は根強い。一方、これに代替する材料や技術は少ない。

白金族金属は南アフリカなど特定の地域に偏在しており、生産量も極めて限られている希少資源であるが、今後、燃料電池やハードディスク用など新たな需要増が見込まれ、リサイクル需要も急速に高まると予想されている。



http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/01/01/2007-0308.html




登録日時: 2007/06/10 07:49:37 AM

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