政策・制度・技術

2007年02月26日

 

オリックス、環境配慮型融資保証制度の提携を開始

Keywords:  政策・制度  企業(非製造業) 

 

オリックスは2006年11月1日、事業者向け無担保ローン保証業務ですでに提携している地域金融機関に対して、環境配慮型融資保証制度を展開すると発表した。保証会社が全国複数行の金融機関と提携して、環境配慮への意識向上を促す制度は日本初となる。

本制度では、より多くの顧客に環境配慮への「気付き」を促せるよう、認定水準を幅広く設けた。認定水準は、環境配慮への意思確認から公的認証の取得までAからDの4段階に設定。顧客は、環境配慮の度合いに応じて、各行からの金利やオリックスからの保証料率の優遇、融資保証枠の増枠を受けられるようになる。

例えば、ランクDは「環境行動の必要性に気付いた」段階の企業で、オリックス独自のチェックシートで評価され、認定されれば融資保証枠が500万円増額される。ランクAは「公的認証を受け、環境行動を継続的に実施している」企業で、「ISO14001」や「エコアクション21」など公的認証を取得していれば、保証料率が0.2%優遇され、保証枠も3000万円増える。

同社は現在、全国94 行と事業者向け無担保ローン保証業務を行っているが、本保証制度については、第一弾として山形銀行、大垣共立銀行、阿波銀行など8金融機関と提携した。今後各地域金融機関へ拡大していく。




登録日時: 2007/02/26 02:05:12 PM

英語記事はこちら


 


 

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