2007年01月22日
Keywords: 地球温暖化 企業(非製造業) 生態系・生物多様性 食糧
NTT都市開発とNTTファシリティーズは2006年10月30日、共同で行ってきた「屋上でのサツマイモ水気耕栽培システム導入によるヒートアイランド対策効果の実証実験」の結果を発表した。サツマイモの蒸散作用により太陽からの正味エネルギー(太陽から地上に降り注ぐエネルギー量から地表面で反射された分を差し引いた正味のエネルギー量)の約80%が吸収されるなど、高い効果が確認された。
測定は、サツマイモで緑化している「サツマイモ緑化区」と緑化していない「無処理区」との比較実験の形で行われた。この実験により、上記の結果以外にも、無処理区の屋根表面温度が最高55℃となったのに対し、緑化区では最高28℃にとどまり、1日のうちでの温度変化がわずか3℃と高いヒートアイランド緩和効果が見られたことなどが分かった。
今回の実験結果を踏まえ、NTTファシリティーズは、同システムの改良・コストダウンの検討を行い、市場から広く受け入れられるヒートアイランド対策の有効なソリューションの一つとして開発を進めていく予定。
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei18/h18-1030.html
サツマイモで都心を冷やそう ヒートアイランド対策効果の実証実験 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1556-j
登録日時: 2007/01/22 09:32:34 AM
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