3R・廃棄物

2006年10月29日

 

自動車リサイクル法の2005年度実績、全社前倒しで目標を達成

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業) 

 

日産自動車、マツダ、三菱自動車、トヨタ自動車、Honda、ダイハツ工業、スズキ、富士重工業の乗用車メーカー8社は、自動車リサイクル法に基づき、2005年度(2005年4月-2006年3月)の実績を発表した。8社ともに、法律で定められた目標を前倒しで達成。

自動車リサイクル法は、顧客から集めた費用を使って、メーカー側が廃車となった車から出る廃棄物を回収、再利用することを義務付けたもの。リサイクルの対象は、車に使われる材料のうち部品または材料としてリサイクルされなかったもの(樹脂、ガラス等)である自動車シュレッダーダスト(ASR)、エアバッグ類、フロンの3種類。

このうちASRのリサイクルに関しては、メーカーの回収後のリサイクル率として、2005年に30%以上、2010年には50%以上に引き上げる責任が課せられている。日産自動車は67.9%、三菱自動車が64.2%、マツダが63%と8社のいずれも目標を前倒しで達成した。リサイクル率85%以上が求められるエアバッグの再資源化も全社の実績が基準を上回った。

これらリサイクルに伴う収支状況は、8社のうちHondaを除く7社で、人件費やシステムなどの費用が顧客から集めた資金を上回り、赤字となった。2015年には70%以上のASRリサイクル率が求められるなど、規制は次第に厳しくなる。




http://www.toyota.co.jp/jp/news/06/May/nt06_0510.html
http://www.fhi.co.jp/news/06_04_06/06_06_22_1.pdf
http://www.mazda.co.jp/corporate/csr/environment/11-01.html
http://www.mitsubishi-fuso.com/ECO/recycle/index06.html
http://www.honda.co.jp/news/2006/c060608.html
http://www.daihatsu.co.jp/info/kankyou/index.htm
http://www.suzuki.co.jp/release/d/d060620.htm


登録日時: 2006/10/29 10:44:17 AM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ