2006年09月06日
Keywords: 交通・モビリティ 企業(非製造業) 地方自治体
2006年4月29日、JRの在来路線を引き継いでライトレール(次世代型路面電車:LRT)として事業を再スタートする富山ライトレールが本格開業した。JRの在来線を引き継いでの事業は、全国で初めて。
JR富山駅と富山港近くを結ぶライトレール路線は、全長約8キロ。同年2月末に営業を終了したJR富山港線の線路を譲り受け、一部区間を変更した。将来的に市内電車との接続を検討中で、地域の活性化につながることを期待している。
この事業は、「公設民営」と呼ばれる公共と民間事業者が役割分担する方式でおこなわれ、富山市が施設の維持・修繕・改良などの費用を支援し、富山ライトレールは、運営に責任を持ち、サービスを提供する。
公募で「ポートラム」と愛称が付いた車両はすべて低床型。プラットホームからの乗降および車内の移動で障害となる段差が全くない。開業初日の4月29日には、約12,750人の利用者があった。5月31日までの利用者数は約20万人、予想をはるかに上回る一日あたり平均約6,000人が利用している。
http://www.t-lr.co.jp/
登録日時: 2006/09/06 12:21:28 PM
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