政策・制度・技術

2006年05月31日

 

地震被災地の小千谷市、農都共生のまちづくり進める

Keywords:  政策・制度  地方自治体 

 

新潟県中越地震で大きな被害を被った被災地である小千谷市では、都市と農村がお互いに交流する農村都市共生地域づくりに取り組んでいる。

具体的には、「クラインガルテン」と呼ぶ1区画300平方メートルの滞在型市民農園と1区画50平方メートルの日帰り型市民農園を整備し、2007年にオープンする予定。「クラインガルテン」とは、ドイツ語で「小さな庭」を意味し、各区画に「ラウベ」と呼ばれる簡易宿泊施設(延床面積約40平方メートル)が付き、滞在しながら農作業ができる。貸し出し費用は1区画あたり年間40万円の予定で、将来的には30棟が建設される計画。

小千谷市は被災前の2004年3月24日、「おぢや農都共生特区」として国から認定され、株式会社やNPO法人などが主体となり、耕作放棄地を創意工夫して利用し農業経営に参入できるようになった。

近年、農村部における高齢化、担い手不足が懸念される一方で、農村での暮らしを希望する都市生活者が増えている。小千谷市では、農村生活を願う都会の人たちを農業の新しい担い手として迎え入れ、お互いに交流することで、共に元気になることを目指している。



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登録日時: 2006/05/31 02:25:23 PM

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