交通・モビリティ

2006年03月29日

 

アイドリング・ストップ条例、広がる

Keywords:  交通・モビリティ  地方自治体 

 

1990年度以降、運輸部門のエネルギー消費量は2割以上増加しており、温暖化を進める二酸化炭素の大きな発生源となっている。この増加のほとんどが自家用乗用車に起因することもあり、自動車などを停止するときにエンジンを停止するアイドリング・ストップを促進する動きが広がっている。

国土交通省では、アイドリングストップ車普及のための補助制度を設け、アイドリングストップ普及イベントや地方講習会・試乗会なども開催。自治体でも、県や市町村で、アイドリング・ストップ条例を制定し、地球温暖化防止のみならず、窒素酸化物による大気汚染の防止や、沿道における悪臭、騒音の削減など、環境や市民生活への負荷を低減しようというところが増えている。

2001年8月1日から「久喜市アイドリング・ストップ条例」を施行した久喜市では、市内で自動車などを所有する人、運転する人全てを対象に、タクシーやバスの客待ち時も含め、自動車などを駐車するあらゆる場所で、自動車などを継続的に停止するときや停止して運転者が自動車などを離れるときに、エンジンを停止することを義務づけている。

除外されるのは、貨物の積み下ろしのための5分以内の停車、人の乗り降りのための停車、人命、健康などを守るために、必要がある場合など。




登録日時: 2006/03/29 06:39:32 PM

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