3R・廃棄物

2006年02月15日

 

東京都、ICタグを活用した医療廃棄物追跡システム事業を開始

Keywords:  3R・廃棄物  地方自治体  政策・制度 

 

東京都は2005年10月11日、医療廃棄物を病院での排出から処理施設での処理までICタグを活用して追跡できるシステムを構築し、全国にさきがけて事業を開始すると発表した。ICタグは、ICチップとアンテナにより構成され、物品等に装着されるもので、ICチップに当該物品の識別情報その他の情報を記録し、電波を使って管理システムと情報を送受信できる。

都では、有害性が高く、不法投棄された場合の影響が特に大きい医療廃棄物を多量に排出する大規模病院での適正処理を確実にするために、本追跡システム事業を実施する。医療廃棄物容器に貼り付けたICタグを、運搬業者、処理業者の各段階で読み取ることにより追跡できるシステムとなっている。システム運営主体は、(財)東京都環境整備公社。

都立大塚病院、都立荏原病院では10月3日から、東京女子医科大学病院、駿河台日本大学病院では同月17日から本事業の実施を開始した。このほか今年度内に1病院の実施が予定されているが、2006年度以降、都内における実施病院を順次拡大する考え。





登録日時: 2006/02/15 12:57:15 PM

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