3R・廃棄物

2006年01月21日

 

積水ハウス、広域認定制度を活用し新築施工現場のゼロエミッション達成

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業) 

 

積水ハウスは2005年7月、業界初の広域認定制度を活用し、新築施工現場から発生する廃棄物のゼロエミッションを達成した。広域認定制度とは、製品等の製造者が都道府県の区域を越えて廃棄物の処理を行うことができる廃棄物処理法の特例制度で、同社は2004年9月に建設業界としては初めてその認定を取得した。

新築施工現場では廃棄物を27種類に分別し、新築部材を搬送した戻り便で廃棄物を回収し、資源循環センターへ運び、さらに回収資源を60種類程度に再分別する。

同社は2002年5月に全6工場でゼロエミッションを達成しているが、新築施工現場からの廃棄物もこのリサイクルルートに乗せることで、原料としてリサイクルするしくみ。鉄やアルミ、コンクリートなどは品目ごとに社外のリサイクル業者に委託し、樹脂は再生ペレットになる。木粉や廃樹脂は同社内でリサイクルし、瓦桟や一部の内装材に生まれ変わる。

新築施工現場における廃棄物の発生自体を抑制する効果もあり、1棟あたり約2900kg(2000年実績)あった廃棄物発生量が、2005年7月では約1800kgまで削減された。また、ゼロエミッションにより、2005年7月単月で約3900万円のコスト削減効果があり、2006年1月期下期は約2億5000万円のコスト削減が見込まれる。



http://www.sekisuihouse.co.jp/company/newsobj386.html




登録日時: 2006/01/21 06:07:38 AM

英語記事はこちら


 


 

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