2005年11月25日
Keywords: 3R・廃棄物 企業(製造業) 企業(非製造業)
東京電力は、2005年8月9日、古河電気工業と共同で、不要になった光ファイバケーブルを回収し、一部の構成材料を、光ファイバケーブル用ドラムなどにリサイクルする取り組みを開始したと発表した。国内の電力会社では初の取り組み。
従来、回収した光ファイバケーブルは全量を産業廃棄物として埋設処理していたが、資源の有効利用や産業廃棄物削減の観点から、リサイクルの検討を進めていたもの。再利用するのは被覆とスロットロッド(光ファイバ心線を収容するための部材)で、裁断、加熱溶解、精製、成型工程を経てペレットにし、ペレットはドラムなどのリサイクル製品の原料として使用する。
2006年度には同社で発生する全ての廃ケーブルに適用する予定。廃ケーブルは年間約130トン(2004年度実績)発生するが、これらの被覆とスロットロッドを全てドラムにリサイクルすると、約3400個のドラムを製造することができ、また、産廃として埋設処理する量をおよそ半分に削減できる。
さらに、被覆やスロットロッド以外の構成部材についてもリサイクルの可能性を検討する考え。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/05080901-j.html
登録日時: 2005/11/25 10:13:01 PM
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