環境配慮型ビルが完成　NEC

NECは2005年５月11日から、川崎市にある環境配慮型の事務所ビル「NEC玉川ルネッサンスシティ」が稼動を開始したことを発表した。

玉川ルネッサンスシティは、設計・使用・解体までの全ライフサイクルを通して、環境に配慮し、省資源、省エネルギー、周辺環境の調和、ビル解体後の建設資材の再利用までを視野に入れた最新のエコロジービル。

具体的には、昼光活用自動調光システム、コージェネレーションシステム（自家発電装置）などにより、ビル運用エネルギーを41％削減した。また、建設資材のユニット化等により建設時の廃棄物を約50％削減。エコマテリアル（地球環境に優しい材料）の積極的使用により、将来のビル解体時のリサイクル可能率は97％を達成。これらの取り組みにより、ライフサイクルCO2を38％削減した。

建設地の2/3（約１万9700平方メートル）を公開空き地として、緑と水の都市空間を地域住民に提供する。さらに、暖房排水、雨水、冷却塔ブロー水の再利用設備の導入により、45％の節水効果をあげ、ゴミはリサイクル（コンポスト）し、地元農家の土壌改良材に利用される。

同社は、この成果が評価され、フジサンケイグループ・日本工業新聞社主催「第９回地球環境大賞」等数々の賞を受賞している。



http://www.nec.co.jp/press/ja/0505/1103.html




登録日時: 2005/09/15 10:43:46 PM

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