3R・廃棄物

2005年08月30日

 

NPOふうど、バイオガスプラントで生ごみを資源化

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民  再生可能エネルギー  環境技術 

 

NPOふうど(NPO法人小川町風土活用センター)は、地域の資源を循環活用し、自然環境・社会環境への負荷を出来るだけ抑えることで持続可能な社会を目指し、そのための技術習得の場の提供や情報発信、また民間・自治体の環境関連事業の委託業務を非営利で行っている。

埼玉県比企郡小川町内では、1992年より農家を対象にバイオガスプラントの建設・運転や生産される副産物の肥料の利用試験を行っている。2001年より、それらの経験を生かして行政・住民と協働で、生ごみをバイオガスプラントで資源化する実証事業をしている。

現在焼却している生ごみを資源化することで得られた差益は、「生ごみクーポン券」という地域通貨として、生ごみ分別に協力した世帯に還元されている。焼却処理費用は32円/kg、 一方バイオガスプラントでの資源化費用は12円/kgなので、20円/kgがクーポン分となる。生ごみを提供する世帯は、代わりにこのクーポンを受け取り、年2回開かれる野菜交換会で地元野菜と交換できる。農家はクーポンを町に渡し、相当の円貨を受け取るしくみ。

協力世帯数は、2001年9月で14世帯、2002年9月で56世帯、2003年4月には100世帯と着実に増えてきており、継続して拡大していく予定。今後、地域通貨の運営体制の充実が急務。小川町の生ごみ発生総量は年間1,600トンなので、最大約3000万円相当が通貨原資に振替られると考えられている。



http://www.foodo.org/b-guss/index.html




登録日時: 2005/08/30 10:41:40 PM

英語記事はこちら


 


 

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