政策・制度・技術

2005年06月23日

 

全国農業会議所 空き農家・農地情報バンク設置

Keywords:  政策・制度  企業(非製造業)  地方自治体 

 

日本の農業・農村の再構築をめざす全国農業会議所は、2005年6月3日、新規就農者の受け入れに積極的な市町村でつくる「研修農場ネットワーク」を設立、その一環として、農地と空き家をセットで情報提供する「空き農家・農地情報バンク」をスタートする。

全国農業会議所は、1987年より新規就農者の相談活動を行ってきたが、最近、農地は確保できても住宅が確保できないという新たな問題が生じている。一方農村では、補修が必要、または、他人には貸したくないなどといった理由で放置される空き家が増加し、防犯上からも深刻な問題となっている。農業会議所は、こうした問題を解決するためにバンクの設置を決めた。

バンクのベースとなったのは、石川県羽咋市が2004年1月に設置した同名のバンク制度。市がHPで情報提供したところ、県内外から多くの問い合わせが殺到し、定住者も増えた。

同会議所では、この羽咋市の成功事例や、団塊世代が退職年齢に達し始めることから、バンクのニーズは今後高まると予想している。また、新規就農者の増加が期待されるだけでなく、田舎暮らしをしたい人にとっても役立つことが期待される。



http://www.nca.or.jp/kakegae/detail.php?activity_master_id=424




登録日時: 2005/06/23 03:31:17 PM

英語記事はこちら


 


 

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