エネルギー・地球温暖化

2005年06月22日

 

世界最大規模の緑化壁「バイオラング」、愛知万博に登場

Keywords:  地球温暖化  企業(非製造業)  政府  環境技術 

 

photo1029.jpg

2005年3月25日から開催されている愛・地球博(愛知万博)で、「バイオラング」と呼ばれる壁面緑化のプロジェクトが注目されている。長さ150メートル、高さ15メートルの世界最大規模の緑化壁で、「バイオ」(生物生命の)と「ラング」(肺)の2つの言葉を組み合わせた造語は、「生物の力による都市の肺機能」を意味する。

この「バイオラング」の緑化は、財団法人都市緑化技術開発機構がコーディネーターを務め、参加18グループが施工したもの。ツル植物、彩りのある花、実のなる植物など約200種類、約20万株の植物が使われている。

ここでは巨大な実験場のように、気象、熱、騒音防止、植物の生育状況などの測定も行なわれている。結果は隣接のパビリオンでリアルタイムで公表され、「バイオラング」が持つ都市環境の改善効果を来場者に広くアピールしている。

壁面緑化は、空気の浄化や、気温の低減効果に加え、人の目に留まるメリットを生かした宣伝効果、都市景観向上効果などがあり、環境の改善や環境負荷の軽減が図れると、普及へ期待が寄せられている。






登録日時: 2005/06/22 10:22:59 AM

英語記事はこちら

English  

 


 

このページの先頭へ