政策・制度・技術

2005年05月16日

 

豊田市 小型電気自動車の共同利用実験を実施

Keywords:  政策・制度  交通・モビリティ  化学物質  地方自治体  地球温暖化 

 

豊田市では、鉄道・バスを補完する新たな交通システムとして、小型電気自動車共同利用システムの導入を目指し、社会実験を実施している。同システムの導入により、自動車から鉄道利用への転換を促す、街中の自動車の総数を減らす、電気自動車の利用により環境の改善を図る、まちの活性化などの効果が期待されている。

同実験は、豊田地域の高度道路交通システム(ITS)を活用した、まちづくりに対する支援プラン「STAR☆T21(スタート21)」の一環で、2人乗りの電気自動車「e-com」を会員で共同利用する。事前に電話予約をし、ICカードにより指定したデポ(電気自動車の駐車場)で車両の貸し出し・返却手続きを行うしくみ。デポは、市内5ヶ所に設置されており、車両は現在17台ある。

2001年より実験を開始し、年々規模を拡大している。2001年度の結果では、鉄道利用の増加、中心市街地への来訪回数の増加によるまちの活性化などの効果がみられた。また、1ヶ月あたりの二酸化炭素排出量は約132kg、窒素酸化物は約69g削減された。

2004年12月現在の会員登録数は、個人会員302名、法人会員35法人983名となっている。参加者からは、「車両が小さくて使いやすい」「市街地の買物に便利」「環境への取組みとして、社会貢献できるシステムだと思う」などの声がよせられている。



http://www.michinavitoyota.jp/start21/



登録日時: 2005/05/16 09:50:03 PM

英語記事はこちら


 


 

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