政策・制度・技術

2005年05月15日

 

市民発手作りカーシェアリング

Keywords:  政策・制度  NGO・市民  交通・モビリティ 

 

2004年5月NPO法人「志木の輪」は、埼玉県志木市の大規模団地「志木ニュータウン」(3300世帯)にて、少人数・小規模の市民手作りのカーシェアリングを始めた。

きっかけは、駐車場不足の問題。駐車場を増やそうにも場所も資金も限られており、また、敷地内の緑地を削減して駐車場にすることに反対する住民も少なくなかったことから、住民の有志がカーシェアリングを検討、実現に至った。

日本では他国にない厳しい「車検登録制度」があり、「使用者全員での許可申請」と「整備状態の届出」の義務があるため、カーシェアリングが実施しにくい。以前は「カーシェアリングを行うにはレンタカー事業を行うしか方法がない」といわれていたが、市民の熱意により、複雑な手続きを経て、このたび「共同管理型カーシェアリング」を実施できることになった。これは、日本初の事例である。

この複雑な手続きが小規模カーシェアリングの普及の障害になっていると考える志木の輪は、規制緩和を働きかけ、カーシェアリングが全国に広がるよう奮闘中。






登録日時: 2005/05/15 04:00:38 PM

英語記事はこちら


 


 

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