政策・制度・技術

2005年04月25日

 

国内環境規格への取り組み 中小企業で広がる

Keywords:  政策・制度  NGO・市民  地方自治体 

 

「京(みやこ)のアジェンダ21フォーラム」が2001年5月より認証登録を開始した「環境マネジメントシステム」の規格であるKESが、中小企業を中心に広がっている。2004年12月末現在で全国認証件数は503件。

KESは、企業の90%以上を占める中小企業など、あらゆる規模・業種の組織(企業・自治体・学校・家庭等)が、環境問題に関心を持ち、日常的にその取組ができるよう、費用も少なく規格もわかりやすい基準として「KES・環境マネジメントシステム・スタンダード」を策定し、審査・認証を始めたもの。

環境マネジメントシステムの規格には、国際規格のISO14001や、日本独自に環境省が中小企業、学校、公共施設などにおける環境への取組を促進するために策定した「エコアクション21」などがある。KESは、平易な内容や表現が特徴で、環境問題に取り組み始めた段階と将来ISO14001の認証取得を目標に取り組む段階の二つのステップがある。取組の手順等をわかりやすく説明した「構築の手引き」や「マニュアル作成事例」も用意している。

さらに2003年5月より、「京のアジェンダ21フォーラムKES認証事業部」以外の団体でもKESと同一規格による審査・登録活動が始まった。滋賀県大津市、青森県、岩手県、神戸市などの自治体や日立グループなど全国に広がっており、企業のグリーン購入の調達基準としても認められるようになってきている。



http://www.keskyoto.org/


http://ma21f.jp/


登録日時: 2005/04/25 06:57:11 PM

英語記事はこちら


 


 

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