資源循環型社会を推進するウェステック大賞2004、受賞者決定

資源循環型社会を促進することを目的とした「ウェステック大賞」の2004年度受賞者が決定した。ウェステック大賞は今回で８回目で、広範囲に環境保護社会へ貢献している諸施設や機器・技術、活動や取り組み、出版事業などを顕彰している。

ウェステック大賞を受賞したのは、新潟県長岡市のＮＰＯ地域循環ネットワーク。19万人都市である長岡市内の全ての保育園・小中学校などから給食調理残渣を回収、発酵飼料化処理し、畜産農家で飼料として利用、さらに、畜産生産物の地元での食材使用という循環システムを構築し、活動を継続していることが評価された。

新技術部門賞として、積水化学工業の廃木材を原料とする住宅用構造材の製造技術や三菱重工業の電解脱窒素システムが選ばれた。プラント部門賞として、石川島播磨重工業の多摩川清掃工場、ＪＦＥエンジニアリングの次世代型ストーカ式焼却炉が受賞。

さらに、事業活動部門賞として、キリンビールの廃水の余剰汚泥発生量の減少、シャープのフッ酸排水回収リサイクルシステムが、出版・情報通信部門賞には環境情報ポータルサイトの環境ｇｏｏが選ばれた。

登録日時: 2005/02/20 03:20:21 PM

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