エコ・ソーシャルビジネス

2004年12月29日

 

三井住友海上が金融機関初のCSR会計を作成

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(非製造業)  政策・制度 

 

三井住友海上火災保険は2004年9月17日、「CSRレポート2004」を発行したことを発表した。2003年4月-2004年3月の三井住友海上グループにおけるCSR(企業の社会的責任)活動をまとめたもので、このなかで同社は金融業界で初めてのCSR会計を掲載、CSR活動のコストと効果を定量化して示している。

このCSR会計は環境会計をベースに、同社のCSR活動のうち「社会貢献・福祉(フィランソロピー)活動」「倫理・コンプライアンス活動」「環境保全活動」に関する取り組みを対象としてそのコストと効果を測定したもの。2003年度集計のCSR関連コスト総額は73億円で、それに対して経済効果が約14億円となり、また貨幣単位では計測できない「その他の効果」も貨幣以外の数量で、あるいは定性的に記述されている。

同社は2003年8月に社長を委員長とするCSR委員会を設置し、2004年度より全社的にCSR活動の推進を目指し、その一環としてCSR会計をまとめた。将来的にはCSR会計の対象とする範囲をより拡充したいとしている。



http://www.ms-ins.com/news/h16/0917.html




登録日時: 2004/12/29 02:23:50 PM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ