エネルギー・地球温暖化

2004年12月02日

 

地球温暖化「模型」で見て感じて学ぶ

Keywords:  地球温暖化  NGO・市民  企業(製造業)  政府 

 

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Copyright 株式会社仙台測器社

「地球温暖化の仕組みを目の前で実験して確かめてみるというリアルな体験を通して子どもたちに環境問題を理解させたい」--教育関係者の熱い思いが実り、透明な宇宙の中に地球が浮かぶ「地球温暖化模型」が完成。東北地方の3中学校の授業で活用されている。

模型を製作したのは、宮城県仙台市にある仙台測器社。直径30センチほどの透明なアクリルボールのなかに地球儀が入っており、アクリルボールの中に空気を入れたものと、CO2を入れたものの2つが一組となっている。太陽の代わりであるライトをあてると、30分ほどで4度の温度の違いが出る。天気のいい日に日当たりのいい場所で実験しても同様の結果が出る。価格は一式6万5000円。

環境教育の普及に取り組む財団法人省エネルギーセンターの東北支部が2003年秋に、仙台測器社に模型製作の話を持ち込んだ。現場の先生たちの強い要望に製作に踏み切ったところ大好評となった。

現在5台が完成、利用されている。講演会、省エネ展示などでの出番も多く、テレビでも紹介されたため、日本各地の環境団体からも問い合わせがきている。同センター東北支部の佐々木正行さんは、「子どもたちにとって視覚的なインパクトは重要なので、より多くの子どもたちにこの模型を通して環境問題を理解してほしい」と話している。




http://www.sensoku.co.jp/


登録日時: 2004/12/02 03:20:01 PM

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