3R・廃棄物

2004年07月23日

 

食器を貸し出し、ゴミ減量

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民  企業(非製造業)  地方自治体  政策・制度 

 

「越中大手市場」は富山市中心部の大手町モールで毎月(1,2月を除いて)2回開かれている。その際出るゴミを減らすため、市場内で販売する飲食物の容器を使い捨てのトレイやプラパックでなく、反復使用できる食器を貸し出す「ディッシュリターン」の試みが行われた。

「ディッシュリターン」は食器セットを100円で貸し出し、使用後返却すると全額返す「デポジット」方式とし、食器は洗浄してまた貸し出すというもの。2004年4月25日に、同市場も協力して開催された環境フェスティバル「アースデイとやま2004」のイベントの1つとして実施された。

当日はトレイ、カップ、皿、フォーク、箸を1セットとして、100組用意した。洗い場では手作りの石けんで洗い、煮沸によって消毒する作業を約20名のボランティアが行った。アースデイ会場の公園の屋台では利用者も多く、出店者からも感謝され、飲食関係のゴミはほぼゼロを達成。一方大手市場での成果はそれほどでもなかった。理由としては麺類などに食器が対応できなかった、PR不足があったことなどである。

「越中大手市場」の実行委員会では、「今回の試みはディッシュリターンを経常的に行うために第一歩。今後、洗浄要員の確保や飲食関係の出店者の理解と意識変化、実施方法の検討を進めたい」とのこと。



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http://earthday-toyama.org/modules/tinycontent/index.php?id=19


登録日時: 2004/07/23 02:20:47 PM

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