人と社会のダイバーシティ

2003年12月09日

 

『ビッグイシュー日本版』刊行

Keywords:  ダイバーシティ  NGO・市民 

 

ホームレスに働くことで収入を得る機会を提供しようという『ビッグイシュー日本版』が2003年9月11日に刊行された。『ビッグイシュー』は英国で大成功し世界24ヶ国、50都市・地域に広がっている、ホームレスの人しか売り手になれない雑誌。ホームレスの人たちの救済(チャリティ)ではなく彼らの仕事をつくることを使命としている。

ホームレスの人々は、一冊200円の『ビッグイシュー日本版』を最初は10冊無料で受け取り、この売り上げ2,000円を元手に、以後は定価の45%(90円)で仕入れた雑誌を販売、55%(110円)を販売者の収入とするしくみ。

一人一日50冊売ると、5,500円、2回発行で、月に10日働くと5万円程度となり、簡易宿泊所の代金(1,200円/月3万6千円)をカバーし、屋根の下で寝られるようになる計算。続いて11月、12月に2号、3号を発行し、体制がつくられた2004年1月から月2回の発行を行う予定。






登録日時: 2003/12/09 11:31:18 PM

英語記事はこちら


 


 

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