2003年11月23日
Keywords: 地球温暖化 大学・研究機関 政府 環境技術
2003年10月から発足する宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agency)JAXAが2007年度までの中期計画を発表した。日本の宇宙開発研究の基本となるこの中期計画で、地球温暖化防止や水資源管理など地球環境を監視する役割を重視する姿勢を打ち出した。
2007年度末までに米国受注分をふくめ計15回の衛星打ち上げが予定されているが、第1号は2004年初めに打ち上げられる気象衛星「ひまわり」の後継となる運輸多目的衛星。第2号は地域観測技術衛星(ALOS)でこれまでの地域観測技術をさらに高度化して資源探査、土地被覆把握、災害状況把握などを行う。
07年度には環境監視衛星2基の打ち上げを予定。1基は大気中の二酸化炭素濃度を測定する「温室効果ガス観測衛星」。もう1基は地球全体の降水量などのデータを集める「全球降水観測衛星」で、地球温暖化による気候変動のメカニズム解明に役立つデータを集め、将来の水資源確保に資する考え。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は宇宙開発事業団(NASDA)、宇宙科学研究所(ISAS)などが統合され、一体化して宇宙開発研究にあたることになったもの。国内での打ち上げには全て国産ロケットH2AおよびM5が使用される。
http://www.nasda.go.jp/projects/mission-in-progress_j.html
http://www.jaxa.jp/index_j.html
登録日時: 2003/11/23 02:47:29 PM
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